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ごあいさつ ごあいさつ

「これからは長持ちする家しか建てない」 創業社の決断から始まった全室暖房の住宅づくり。当時の日本の住宅は返済期間25年の住宅ローンが終わる頃には建て替えられていました。 ひとつの住宅ローンが終わると新たな住宅ローンが始まる、そんな時代でした。その時から全室暖房を少ないエネルギーで実現する住宅づくりに舵を切りました。30数年前の出来事です。

住宅が長持ちすると、何がいいのか。人にも環境にもやさしい、それも世代を越えて持続します。 住宅の性能は過渡期です。私たちがどんな住宅を選択するか、それが次の世代にも影響を与える。学べば学ぶほど、とても大切なことだと気づかされました。
住宅が長持ちすると、住宅ローンを完済した後も住み続けることができます。メンテナンスの費用は必要ですが、返済や家賃がないことで生活にゆとりが生まれます。 そして長持ちする住宅を引き継いだ子供や孫世帯は、住宅を資産として考えることができます。
また長持ちするから壊す必要もなく、 建築廃材が発生しないことから、 地球環境に負荷をかけません。
木造住宅には樹齢50年前後の木材が使われることから、最低でも50年程度の耐用年数がないと環境破壊につながります。

試行錯誤しながら建てられた外断熱工法「ティーズシステム」の最初の住宅はFFストーブ1台で全室暖房という画期的なものでした。FFストーブ1台で本当に暖かくなるのか、半信半疑だった私たちは真冬に毛布1枚持参して体験宿泊に臨みました。朝起きた時の驚きは今でも覚えています。冬の朝が寒くない、家じゅうの温度が一定であることの快適さ、身体の軽やかさは今まで体験したことのないものでした。
全室暖房住宅の快適性を実感したことで、より多くの人にこの快適性を伝えたく、作り続けてきました。そして現在、日本の住宅も断熱性が問われる時代になりました。

私たちが建てる家は、完成した時がゴールではありません。住み継いでいくために、住宅の耐震性・断熱性・耐久性が持続すること、そして誰もが補修することができる木造で、使用する素材や設備はいつの時代にも調達できるものにこだわり続けてきました。特殊な機械や部材を使うことなく、シンプルに長持ちさせるために選ばれた仕様です。オーナー様と二人三脚で完成した住宅を育てていきます。

デザインや流行りの色、そして様々な設備等は時と共に変化していきます。そのまま使い続けるのではなく、時代にあった仕様に変えることで、その時代の住宅に甦ります。構造体がしっかりしているからこそできることです。

構造体である木を腐らせないための全室暖房は、安定した室内の温熱環境をもたらし、結果的にそこに住まう人の健康にも良いこと調査結果より明らかになりました。

創業社の「長持ちする家しか建てない」家づくりを継承し、さらに帰ってくるとホッとする家、「我が家が一番だね」といって頂ける住環境を作ることが私たちの使命です。そして、それぞれのライフスタイルに寄り添い、こだわりを実現する、家づくりを楽しんでもらう、住んでから愛着をもってもらえるよう、それが創業社の家づくりを引き継ぐ私たちの家づくりです。
そこに住まう人の笑顔が私たちの喜びです。

株式会社 橘環境建築工房

代表取締役 原田 真由美

創業者の想い 創業社の想い 外断熱工法
「ティーズシステム」ができるまで

外断熱工法「ティーズシステム」は、日本経済が右肩上がりで成長を続けていた1980年代、あるお客様が投げかけた一言から生まれました。
「あなたは私に何を売りたいのですか?柱が太い、自然素材を使っている、金物で緊結するから地震に強い。それは施主である私が出したお金で買える部材の話で、どの会社でもできるでしょう。あなたから買うことで私が得られる利益は何ですか?」
確かに太い材料を使ったり、高価で最先端な設備機器を導入したりすることは、全てお客様の予算でどの会社でもできることでした。

それから私たちにしかできない住宅の付加価値を求めて、様々な工法の講習会に参加したり、展示場を建てるなど、試行錯誤しているときに、たまたま訪れた北米の友人宅に答えがありました。北米の一般的な住宅である友人宅は、全室暖房いわゆるセントラルヒーティングです。北米の住宅は、築100年や200年であっても人が暮らしていられるという耐久性に驚きました。ましてや価値が増しているというのです。構造はどちらも木造なのに、築25年程度、住宅ローンが終わったころに解体される日本の住宅とは大違いでした。
「日本でも長持ちする木造住宅を建てたい、そして住宅ローンから開放させてあげたい。住み継ぐことで生活にゆとりが生まれる」、そんな家づくりが目標になりました。

長持ちさせるためには「構造体である木材を腐らせないこと=腐る原因の木材腐朽菌がない=湿気がない=結露がない」ことが大切で、「結露がない=温度差がない=全室暖房」住宅にたどり着きました。全室暖房、それも省エネで全室暖房できる性能の住宅。これが基本コンセプトとなりました。
ランニングコストが低い全室暖房を実現するには、熱を逃がさない高い断熱性能、隙間風を入れない高い気密性能が求められました。私たちが建てる住宅は工場で作られたものを運んでくるだけのものではありません。現場で職人がひとつひとつ組み立てていきます。職人がいかに丁寧に施工するか、それによって断熱性能や気密性能は左右されます。時間が経っても著しく劣化しない性能をいかに作るかを考え、構造体を外側から断熱材ですっぽり覆う外断熱工法を採用、特別な部材や機械を使わない、シンプルに、そして生まれたのが「ティーズシステム」です。「ティーズシステム」は気密性能にこだわり、全棟気密測定を行い、その数値を表現しています。お客様のニーズに技術で応える、それが答えです。それから30年以上、外断熱工法「ティーズシステム」だけを建て続けています。

外断熱工法「ティーズシステム」は高い断熱性と気密性、そのため計画的な換気ができることで、空気が淀むことなく省エネで快適な全室暖房を実現しました。耐震性や耐久性はもちろんのこと、構造体が丈夫(腐る要素がない)であれば、住まいとしての広がりは無限大。長持ちすることで地球環境にもやさしく、全室暖房でそこに暮らす人にもやさしい住まい外断熱工法「ティーズシステム」、それが想いです。

会社概要 会社概要

会社名 株式会社 橘環境建築工房
代表取締役 原田 真由美
設立 2018年11月
資本金 500万円
所在地 〒981-3136
宮城県仙台市泉区将監殿5丁目3番7号(地図を見る
連絡先 TEL:022-395-5318
FAX:022-395-5328
E-mail:tachibana@ts-house.co.jp
取引金融機関 七十七銀行、住信SBIネット銀行、楽天銀行
事業内容 木造の注文住宅の設計・施工、建売住宅の設計・施工・販売、事業用建物設計・施工、リフォーム工事、リノベーション工事、耐震補強工事、断熱改修工事、宅地建物取引、不動産管理、損害保険代理業務
免許・許認可 建設業許可番号:宮城県知事(般2)第22328号
建築士事務所番号:二級建築士事務所 宮城県知事 第24120091号
宅地建物取引業免許番号:宮城県知事(1)第6914号
施工エリア 宮城県及び近県
加盟団体 (公社)全日本不動産協会宮城県本部、水まわり工房

沿革 沿革

昭和59年11月

前社創業

昭和60年3月

PAC(パッシブエアサイクル)参加

昭和62年9月

OXハウジングプラザ出展<数寄屋の住まい>

昭和63年6月

FP、BB(ベストバランス)研究会参加

平成元年4月

KHB岩沼総合住宅展示場出展 外断熱工法BB(ベストバランス)の家
床下全熱換気システム採用

平成元年9月

OXハウジングプラザ出展  新在来工法の家

平成4年7月

住まいと環境東北フォーラム参加

平成6年4月

OXハウジングプラザ出展 外断熱工法「ティーズシステム」の家

平成7年2月

省エネルギー住宅賞 建設大臣賞 受賞

平成7年3月

外断熱工法「ティーズシステム」の家が気密住宅評定(IBEC)取得

平成8年3月

古民家再生事業参加 富永邸(大衡村)

平成8年4月

ジェトロ輸入住宅展示場出展 輸入住宅<グリーンスリーブス>

平成13年7月

外断熱工法「ティーズシステム」が気密手法で型式認定(国土交通省)取得

平成17年4月

常設展示場オープン エコハウス<オリジン>

平成19年7月

本社を青葉区栗生に移転

平成23年12月

みやぎ版ゼロエネ住宅推進ネットワーク発足

平成24年6月

地域型住宅ブランド化事業参加

平成24年10月

地域住宅計画賞(自立循環型住宅部門)受賞 <太陽の憩う家>

平成25年5月

KHB岩沼朝日ハウジングステージ出展 ダブルソーラーの家<オリジン>

平成27年5月

KHB岩沼朝日ハウジングステージ出展 床下エアコンの家<グリーンスリーブス>

平成27年6月

地域型住宅グリーン化事業参加

令和4年4月

すまいん宮城 参加

株式会社橘環境建築工房

平成30年11月

創業

令和5年1月

事業継承

令和5年4月

本社を泉区将監殿に移転

令和6年10月

社名変更

ZEHへの取り組み ZEHへの取り組み

ZEHとは?

ZEHとは、net Zero Energy House(ネット・ゼロ・エネルギー・ハウス)の略語で、「エネルギー収支をゼロ以下にする家」という意味です。つまり、家庭で使用するエネルギーと、太陽光発電などで創るエネルギーのバランス、1年間で消費するエネルギーの量を太陽光発電などの再生可能エネルギーによって創り出し実質的にゼロ以下にする家ということです。暑さや寒さをガマンした結果ではありません。ZEHは、家全体の断熱性や設備の効率化を高めることで、夏は涼しく冬は暖かいという快適な室内環境を保ちながら省エネルギーを目指します。

ZEH

国が勧めるこれからの住宅のスタンダード

2050年カーボンニュートラル達成に向けて「第6次エネルギー基本計画」(2021年10月閣議決定)に「2030年度以降の新築住宅はZEH基準並みの省エネルギー性能の確保を目指す」、「2030年において新築戸建住宅の6割に太陽光発電設備が設置されることを目指す」ということが明記されました。2030年目標の達成に向けて、2020年度のZEHの供給実績に応じて、ZEH化率が50%を超えている場合は75%以上を、50%未満の場合は50%以上を2025年度の目標として宣言・公表した新たな「ZEHビルダー」制度の運用が開始されました。
「自宅でエネルギーを創って使う」これからの住宅のスタンダードです。

ZEH普及目標・実績報告

ZEHの普及に向け、下記の通り2030年度までのZEH普及目標値を設定、これまでの実績と共に公表します。

2022年 2023年 2024年 2025年 2026年 2030年
ZEH受託率 目標 15% 30% 50% 75% 75% 100%
ZEH受託率 実績 25% 80% - - - -
ZEH受託率目標 ZEH受託率実績
2022年 15% -
2023年 20% -
2024年 40% -
2025年 50% -
2026年 75% -
2030年 100% -

BELSへの取り組み BELSへの取り組み

BELSとは?

BELS(ベルズ)とは、Building‑Housing Energy‑efficiency Labeling Systemの略称で、建築物省エネルギー性能表示制度を表します。
平成27年7月に公布された「建築物のエネルギー消費性能の向上に関する法律(通称「建築物省エネ法)」において住宅のエネルギー消費性能の表示努力目標が定められたことを受け、国土交通省が制定したガイドラインに基づく第三者認証マークの一つです。新築住宅のみならず既存住宅についても評価・表示が可能となり、全ての建築物の省エネ性能、資産価値を示すひとつの指標となります。

BELSとは?

省エネ基準に適合しているかのラベリング

BELS(ベルズ)は、一般社団法人 住宅性能評価・表示協会によって運用されており、 その登録を受けた第三者機関がガイドラインに基づ いて同じ基準で評価、格付けを行うため信頼性が高く、建物の省エネ性能を比較検討する目安となります。
BELSで評価される性能は、「建物の外皮性能」と「一次エネルギー消費量」です。一次エネルギー消費量の基準値からの削減率や基準への適合可否、性能(BEI)に応じて★1~5まで5段階で表示されます。建物の省エネ性能を★の数で判断することができ、専門知識がない方にも分かりやすいラベリングです。

省エネ基準に適合しているかのラベリング

橘総合住宅のBELS評価

橘総合住宅のBELS評価

SDGsへの取り組み SDGsへの取り組み

SUSTAINABLE DEVELOPMENT GOALS

持続可能な開発目標(Sustainable Development Goals)とは、2015年9月の国連サミットで採択された
「持続可能な開発のための2030アジェンダ」に記載された2030年までに持続可能でよりよい世界を目指す国際目標です。
持続可能な世界を実現するための17のゴールと169のターゲットから構成され、
地球上の「誰一人として取り残さない(leave no one behind)」ことを誓っています。
私たちはこの取り組みを支持し積極的に取り組みます。

高断熱高気密住宅で温度差による身体への負担を軽減

高断熱高気密住宅で温度差による身体への負担を軽減

夏の暑さや冬の急激な温度変化は、不快なだけでなく身体へのストレスにもなり、家族の健康を損ないます。「ティーズシステム」の家は、外気の影響を受けない高断熱高気密の住宅。一年を通して快適で、 温度差による身体への負担を軽減することができます。 温度差の少ない住宅は、血圧の急激な上昇や認知症の発症抑制など数々の健康改善効果が科学的に証明されており、住まう人の健康寿命を伸ばします。

多様性のある労働環境

多様性のある労働環境

男社会と言われている建築業界において、 男女問わず就きたい職に就ける女性が活躍できる機会を増やしていくことが、 より質の高い住宅の提供につながると考えています。 私たちは女性社員の意見を取り入れた職場づくりと、 男女問わず育児休暇が取れ、仕事と家庭を両立できる環境を整えます。
さらに社員一人一人がやりがいを持って仕事に取り組めるよう社員からの声に耳を傾けると共に、個々人の知識と技術の向上を推奨します。 また協力業者様を含めて、 私たちの事業に携わる全ての人にとって働きやすい環境を整え、結果的に持続可能な経済成長ができるよう努めます。

快適性はそのままに自然にやさしい住宅設計を

快適性はそのままに自然にやさしい住宅設計を

一年を通して低燃費な冷暖房ができる断熱気密性能を持つ「ティーズシステム」の家で暮らすことは、CO2の排出量削減ににつながります。さらに再生可能エネルギーの利用に積極的に取り組み、エネルギーを全ての人に届けます。
外断熱工法 「ティーズシステム」 の家は、 断熱気密性能が高く、太陽光発電を大容量にすることなくゼロエネルギー住宅に近づけることができます。快適性を損なうことなくクリーンな世界を創造する「ティーズシステム」の家は2030年までにZEH普及率100%を目指します。

災害に強い住まいを

災害に強い住まいを

地震が頻繁に発生する宮城県では、耐震性能は住宅の最も重要な性能の一つで、「ティーズシステム」の家は性能表示制度の最高ランク耐震性能3をクリアするレベルです。また火災には、難燃性能が高く燃えない断熱材「サーマックス」が構造体を外側から包み込み、火災から住まう人と住宅を守ります。
板状の断熱材は水害にも威力を発揮します。吸水性が低くたとえ水に濡れても水切れが早く、構造材が傷むことを防ぎ、被災後に解体することなく、補修することで住み続けることができます。
「ティーズシステム」の家は、災害に強い街づくりに欠かせない住まいです。

家を作る過程で発生する廃棄物の分別回収を徹底

家を作る過程で発生する廃棄物の分別回収を徹底

私たちの家づくりの根底には「地球環境にやさしい家」づくりがあります。限りある資源、限りあるエネルギーをいかに大切に、持続させるか、そのためにできることを日々私たちは考えています。家が長持ちすると、解体されるまでの期間が長くなり、住まう人には資産に、地球環境には環境破壊を防ぐ効果になります。
長持ちする家を造るプロセスで発生する廃棄物は分別回収を徹底します。そしてリフューズ、リデュース、リユーズ、リペア、リサイクルの5R活動を行っています。
つくる責任として、全棟気密測定を行ないます。

JAS認定の国産木材を積極的に使用

JAS認定の国産木材を積極的に使用

森林は、二酸化炭素の吸収の他、地下水を豊かにし、土砂災害を防止し、木材・キノコ・山菜といった林産物の供給など、 私たちにとって欠かせない役割をはたしています。その森林大国の日本の地元で育てた木材を使って家を建てることは、日本のみならず海を越えた陸の資源を守ることにつながります。私たちは、品質管理がしっかりなされているJAS認定の国産木材を積極的に使うことで、 日本の、そして世界の森を守ります。

家づくりに関わる人達とのつながりを大事に

家づくりに関わる人達とのつながりを大事に

「ティーズシステム」の家を完成させるために、オーナー様はもちろんのこと、たくさんの職方の人達が携わります。私たちは、社員のみならず、「ティーズシステム」の家づくりに携わる全ての人と情報を共有し、さらに定期的に勉強会を開催し技術の向上と情報交換を重ねて、つながりを深めています。
また能動的に様々な補助金制度の利用を働きかけ、オーナー様にとって有意義な家づくりになるよう努力を惜しみません。
100年先のあなたの笑顔が見たいから