ティーズシステム断熱グレード<T’S G2> UA値=0.34W/㎡K
ティーズシステム断熱グレード<T’S G2> UA値=0.34W/㎡K
断熱材を基礎の外側・柱(耐力壁)の外側・屋根と隙間なく施工し、家を外側からすっぽり覆う外断熱工法「ティーズシステム」には、断熱性能のグレードが3つあります。UA値0.46W/㎡KのT’S-G1、UA値0.34W/㎡KのT’S-G2、UA値0.26W/㎡KのT’S-G3をラインナップ。断熱性能の高さは冷暖房にかかるランニングコストと反比例します。
2025年、断熱性能「等級4」義務化
住宅の断熱性能は、これまで「平成28年省エネ基準」である等級4が最高グレードでした。2050年のカーボンニュートラルを実現するために住宅の断熱性能強化が必須となり2022年に等級5・6・7が新設されました。2025年度以降は全ての新築住宅は等級4以上が義務化されることが決まっており、2030年には断熱等級5が義務化される予定です。生活スタイルに合わせて住宅の断熱性能を選ぶ時代がそこまで来ています。
等級3 | 等級4 | 等級5 | 等級6 | 等級7 | |
4地域 | 1.25 | 0.75 | 0.60 | 0.34 | 0.23 |
5地域 | 1.54 | 0.87 | 0.60 | 0.46 | 0.26 |
※5地域:仙台市、多賀城市、山元町 ※3地域:七ヶ宿町 ※4地域:3地域、5地域以外の宮城県内の市区町村
<T’S-G2>の断熱性能
ティーズシステム<T’S-G2>の断熱性能はUA値0.34W/㎡K、これは4地域の「等級6」に相当します。断熱性能のレベルを「一般的な住宅」(「等級4」)と比較しました。「一般的な住宅」は一般的な暖房方法の間欠運転で、<T’S-G2>の暖房器具は24時間暖房し続ける連続運転でシミュレーションしたところ、就寝時に暖房をOFFにする「一般的な住宅」は明け方の室温は9.8℃まで下がりました。一方<T’S-G2>は暖房し続けているため20℃をキープし起床時に寒さのストレスがありませんでした。光熱費で比較すると、連続運転の<T’S-G2>は「一般的な住宅より」約7.7万円/年削減できます。このように断熱・気密性を高めると熱ロスが減り、寒さ知らずの快適な暮らしを省エネで手に入れることが出来ます。なお連続運転の「一般的な住宅」とは約10.9万円/年、20年で218万円の差です。
ホームズ君「省エネ診断エキスパート」によりシミュレーション
<T’S-G2>の断熱仕様
ティーズシステム<T’S-G2>の断熱仕様は、敷地のロケーションに合わせて2タイプあります。冬の日射が望めるなら断熱材を基礎は外側、外壁は躯体の外側と壁体内の付加断熱、屋根は垂木間に施工します。そして窓はアルゴンガス入りLow-E複層ガラスの樹脂サッシで冬の日射を室内に取り込み、玄関ドアは熱貫流率1.00W/㎡Kの断熱玄関ドアを採用。日射があまり望めない立地条件なら、窓からの熱ロスを防ぐアルゴンガス入りLow-Eトリプルガラスの樹脂サッシの採用、付加断熱を省略しバランスを取ります。
オーダーメイドの注文住宅は、間取りや窓の配置、建物の形状が異なるため外皮計算の結果によっては必要な断熱性能をクリアするために標準の断熱仕様とは異なることがあります。
<T’S-G2>の計画換気システム
住宅の気密性が高くなると、空気の出入り口を特定することができ、家の中を計画的に換気することができます。ティーズシステムの家は気密性が高く、床下から小屋裏まで空気の澱みをつくりません。なおティーズシステム<T’S-G2>の熱負荷(損失)全体における換気の割合は3割を超えてきますが、イニシャルコストとランニングコストを考慮して、第三種換気システムを標準仕様としています。第三種換気方式とは、給気は自然に任せ、排気のみ機械で行う換気手法です。排気のための換気扇を個別に設置する方法と、ティーズシステムが採用している湿気やにおいを出すエリアからダクトを通して一カ所にまとめ外へ排気する集中換気システムがあります。集中換気システムは家全体の空気の流れをコントロールすることができます。また排気だけが機械のためメンテナンスが簡単です。必要に応じて第一種換気システム(熱交換型)との比較検討を行い、その建物に最適な換気システムを提案いたします。